出産後は、夜の営みに興味がなくなってしまう女性が多いと聞いていました。
私も子供を授かった時、「自分もそうなってしまうのかな?」という心配があったのは事実です。でも「私たち夫婦は仲良しだから大丈夫!」と思っていました。
けれど…私も例外ではなかったのです。やはりレスになりました。
それから10年以上経った今も、私たち夫婦はレスが続いています。
今回は出産してから夜の営みがなくなるまでのこと、私や夫の気持ちの変化についてを書きたいと思います。
目 次
育児に忙しくて夜の営みどころではなくなった私
子供を産んだ後は、育児に忙しすぎて正直夜の営みどころではありませんでした。
3時間おきの授乳やおむつ換え…やっと慣れてきたと思ったら、離乳食がスタート。
さらには公園デビューしたら、子供にお友達との時間を作ってあげようと、毎日必死に出掛けるようになっていました。
そんなわけで夜になったらヘトヘト。
夫が私を触ってきても、その手を払いのけてしまっていたようです。
というのも、私は完全に無意識だったのですが、ある時「嫌なの?」と夫に聞かれて、その事実を知ったのです。
出産後、私の方から夫を誘うことはなくなっていましたが、「夫からも求めてこなくなったなぁ…」とちょっぴり気にしていたので、私もそんな自分の行動に少なからずショックでした。
どんどん離れていく夫婦の距離感
夫は優しい人なので、私が疲れていると「先に寝ててね」と言ってくれます。
その言葉に甘えて、夫の帰宅を待たずに子供と寝てしまうことがほとんどだったのですが、もちろん夫はそれに対して文句を言ったりはしませんでした。
毎日仕事で帰りが遅いので、子育てはほとんどワンオペ状態。その後ろめたさもあったのかもしれません。
夫と私の距離感はだんだん離れていきました。
平日は夫の出勤前に少し会話をするくらい、夜は夫の帰りを待ちながらも寝落ちしてしまうことが多く、十分にコミュニケーションを取れない日々が長く続いていました。
子供が気になって夜の営みに集中できない
夫への愛情がなくなってしまったわけではないので、育児にいっぱいいっぱいな中でも「夫に甘えたい」と思う瞬間はやってきます。
(毎日子供に癒してもらっていたせいか、出産前に比べるとその頻度はかなり減ってはいましたが…)
ただ、夫と触れ合っていると、どうしても子供のことが頭によぎってしまうのです。
何だか不純なことをしているような、子供に申し訳ないような、罪悪感に近い感情で、なかなか雰囲気に入り込めません。
それに「恥ずかしい」という気持ちも強くなってきて、夫と触れ合っていても、辛くなってしまいました。
夫もレスについて悩んでいた
後から知ったのですが、夫は夫でレスのことで悩んでいました。
私と夫の間に子供を寝かせていたのですが、それが夫には「夜の営みを拒否している」と感じていたようです。
私はそんなつもりではなかったのですが、確かに子供が真ん中に寝ていたら妻を誘いにくいですよね。
自分が以前に比べて夫との触れ合いを大切にできなくなっていたので、そういった配慮に欠けてしまっていたのかもしれません。
夫は「レスについてネットで調べたりもした」とも言っていました。
それを聞いた時、夫に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
ですが…それを知ったからと言って、今日から夜の営みに積極的になれるかと言われると答えは「NO」でしたけど。
夫と「レス」について話し合うことに
出産して5、6年経った頃には完全にレス状態でした。
ある時「私達はずっとこのままなの?」「これから何十年も一緒にいるのに、このままでいいの?」と思い、夫に聞いてみることにしました。
夫は「年齢や疲れのせいか、機能的に…というのもあるかもしれないけど、性欲がなくなった」とのこと。
40代後半の男性が「機能的に無理」という発言には驚きましたが、毎日仕事で疲れきって帰ってくる夫の姿を見ると仕方のないことのような気もします。
ガッカリしたのと、ほっとしたのと、ちょっと複雑な心境でした。
今も夜の営みはないけれど…変化した気持ち
出産から12年経った今も私たち夫婦はレスが続いています。
でも、子育てに追われながら「夫の誘いに応えないと」とか「さすがに空きすぎかな…」なんて気にしていた頃とは違っています。
何が違うかというと、夜の営みはなくなったのに夫婦仲はとても良いということ。
以前より会話もしています。白髪染めをしたり、後ろを通る時にそっとカラダに触れたりもします。
夜の営みはなくなったのに、心の距離感は近いままでとても居心地がいいんですよね。
それは夫も感じているような気がしています。
私たちのように、長く連れ添った夫婦には、こういう形もアリなのではないかと最近思うようになりました。
ただ、こうして改めて考えてみると、まだその形におさまるのは早すぎる気もしていて…。
たまには「チュ!」とか、新鮮な触れ合いを意識していけたらと思っています。
この記事を書いた人
みみか
2人の子供を育てる40代ママです。最近は久しぶりにパートを始め、忙しく充実した毎日を送っています。でも、やっぱり一番楽しいのは子供とじゃれあっている時間ですね。